活動方針

中国帰国者共同墓地

2021年度 第59回定期大会スローガン

○ コロナ禍を乗り越え、日中共同声明と平和友好条約の精神を踏まえ、

 友好交流の再活性化に努め相互信頼と現代中国を知り知らせる活動に取り組もう。

 

○ 「満蒙開拓」の歴史を想起し、満蒙開拓平和記念館を通じて平和の尊さを後世に伝えよう。

 

○ 中国帰国者への理解と支援を深める活動と中国留学生、実習生、就労者への支援交流を促進しよう。

 

○ 青年、女性をはじめ、幅広く各層への入会を呼びかけ組織の充実をはかろう。

2021年度(第59期)活動方針

はじめに

新型コロナウイルス感染拡大が続く中で、多方面に大きな悪影響を及ぼしており、日中活動についても引き続き、深刻な状況が続いている。特に国内においも感染力の強い変異株が、猛威拡大が危惧されるなか、特措法に基づく3度目の宣言が4都府県に出される(4月25日~5月11日)るなど、厳しい状況にあります。

一方、長野県における4月24日時点の感染者数は5,606人(内累計死者58人)となり、変異株感染者も累計で148人となりました。

こうした状況から、長野県県日中では、4月15日の第3回理事会及び常任理事会は、書面で行われ、5月18日の定期大会についても、書面の方法になる予定となりました。

一方、飯田日中友好協会としては、4月13日の理事会おいて、一部オンラインを取り入れることなどを含め、慎重に審議したが、6月12日予定の定期大会は、残念ながら昨年に続き、書面によることに決定しました。この詳細は、飯田日中ニュース4月号で報告した通りです。

さて、本年は満州事変から90周年、辛亥革命から110周年です。コロナ禍にあって日中間は人事、文化スポーツなどの交流が止まるなかで、中国は、コロナ禍の影響からいち早く抜けだし、経済もプラス成長に転換しつつあるものの、米中経済対立の様相と、人権問題も絡んで、日中間は流動的で難しい情況にあります。

飯田日中友好協会は、全国で唯一の「満蒙開拓平和記念館」を有する地区友好協会です。

引き続く厳しい環境に中で、日中共同声明と平和友好条約を基本に、地域における平和友好運動を牽引し、交流の再開を願い、コロナ禍の中にあって、「満蒙平和記念館」を含め可能な取り組みを引き続き、前向きに実施していかなければなりません。

来年は、日中国交正常化50周年です。これを展望した地道な学習活動を進めていかなくてはなりません。引き続き、出口の厳しいコロナ禍の中、変異株等の蔓延阻止とワクチン接種の効果を期待しつつ、健康と安心を基本にオンラインの活用と人と人とが交流し学び会う機会を模索しつつ運動を進めて参ります。本年も会員各位のご理解ご協力をお願いします。

1.満蒙開拓平和記念館の諸事業・運営に協力し、来館者の拡大に努力します。

(1)事態の平穏化を願い、記念館事業・行事に積極的に参加協力をします。

(2)記念館の実施する講演会をはじめ学習会等に参加協力します。

(3)「語り部事業」「鎮魂の夕べ」等をはじめ、記念館等の行事等に参加協力します。

(4)ピースLaboの学習会をはじめ、ボランティア活動と学習活動に参加協力します。

2.県日中事業をはじめ、平和友好活動ならびに中国東北地区等の友好交流に参加協力をします。

(1)県日中の満州事変90周年、辛亥革命110周年「講演と記念のつどい」への参加のほか、

   イベントなどの開催が可能となれば、外部講師を含め、独自開催について検討し ます。

(2)日中友好協会の第30次中国留学生ホームステイ受け入れ(7月)に参加協力します。

(3)中国東北部等を含め友好訪中団の派遣準備等を検討します。

(4)県日中女性委員会の活動に参加、協力をします。

(5)その他、県日中キャンプ、スキー交流会等に参加協力をします。

3.中国帰国者支援交流活動を推進します。

(1)2008年4月より始まった「新たな支援策」もスタートして13年を経過した。

         特に地域における支援事業について、永住帰国された中国残留孤児・婦人は、一段と老齢化しております。

   2、3世を含めた支援事業の充実を検討します。

(2)高齢者向けサロン教室については、阿智村を含め豊丘村「はつらつ」にて毎月1回、開催することとします。

(3)2,3世向け日本語教室は、従来通り阿智村で毎月2回(土、日)開催します。

(4)県の「中国帰国者の理解を深める県民のつどい」については、このところ、コロナ禍のなか中止が続いたが、

   開催可能となれば、積極的に参加することとします。

(5)飯田市主催のいわゆる「中国帰国者の理解を深めるつどい」について、中国帰国者本人のほか、

   2,3世への参加をめざし検討したい。

  (飯伊中国帰国者連絡会として会費等を含め、飯田市等に呼び掛け共同開催を呼びかけたい。)

(6)帰国者共同墓地の管理清掃をおこないます。年一回(お彼岸等)

4.各種友好団体との協力、交流事業、研修会に参加協力について。

友好団体等との連携、協賛事業等については、コロナ感染予防の影響を受けやすいイベント事業が多く、実施が厳しいものがあるが、可能な時期、場所などを考慮して下記を中心に対応していくこととしたい。

 

(1)青年委員会、女性委員会の活動について、青年委員会、女性委員会の合同事業として検討実施したい。

  (満蒙記念館と共同開催も検討)

(2)飯田国際交流推進協会への参加(行事参加)は、当面、本会および青年委員会の事業として

   個別に協力をしていくこととします。

(3)その他団体等との友好交流や学習会等の呼びかけには、事務局でその内容ごとに対応していくこととします。

5.組織および広報活動の充実

満蒙開拓の史実を学び、平和の尊さを発信する拠点として、飯田日中友好協会の組織の充実に向けて一般会員、法人会員及び中国帰国者2,3世の加入促進に努めます。

 

(1)学習活動、諸行事等の広報に努め、参加者の拡大と会員拡大に努力します。

(2)広報活動等を通して会員拡大に努めてまいります。

(3)引き続き「飯田日中ニュース」の発行・充実に努めます。

(4)ホームページの充実に向け、会員からの記事・要望・意見等の提供に務めます。

      「飯田日中友好協会」のホームページは、満開拓平和記念館、長野県日中、および全国日中など、

   それぞれのホームページとリンクしています。

   なお、スマホ等新たな環境に対応すべく「新しい飯田日中ホームページ」へとリニューアル化を逐次進めます。

 

    *旧「飯田日中友好協会」ホームページ http://www.mis.janis.or.jp/nihao-iida/

  新「飯田日中友好協会」ホームページ https://nihao-iida.jimdofree.com/ 随時リニューアルしています。

    *「満蒙開拓平和記念館」ホームページ http://www.manmoukinenkan.com/

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第59回定期大会 議案書.pdf
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