長野県飯田下伊那地方の満蒙開拓歴史年表（その１）
注：長野県及び飯田下伊那地方に関わる事項は黒色、国内外の事項は青色で記載
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年代（和暦） |
月 | 日 | できごと |
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1905 （明治38） |
9 |
5 |
日露戦争で日本が戦勝国となり、9月のポーツマス条約でロシアから中国東北部の旅順、大連など関東州の租借権を譲渡され、加えて長春・旅順間の南満州鉄道経営権を獲得 |
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1915 （大正4） |
5 |
9 |
中国に対して二十一ヵ条を要求し、南満州、東部内モンゴルにおける日本の権益を獲得 |
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1917 （大正6） |
ロシア革命 1919年6月8日ソ連が帝政時代の満州の特権を放棄 | ||
| 9 | 27 |
9月27日～10月26日 鮮支旅行・支那実業視察団22名 主な参加者 樋口秀雄、野原半三郎、吉川亮夫、中原謹司、伊原五郎兵衛、下平政一ら |
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1922 （大正11） |
信濃海外協会設立 総裁、県知事、副総裁、信濃教育会会長 |
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1923 （大正12） |
LMYの結成 自由青年連盟の改組、「第一線」「政治と青年」を発行 1924年3月17日 検挙19名 |
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1924 （大正13） |
米国排日移民法の成立（北米、南米への移民困難となる） |
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| 10 | 26 |
下伊那郡国民精神作興会設立 北原阿智之助（上郷）、大平豁郎（千代）、森本洲平（松尾）等、思想善導。 |
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1928 （昭和3） |
6 | 4 |
張作霖爆死事件 |
| 11 |
中国共産党満州省委成立 満州民衆に排日を呼び掛ける |
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1929 （昭和4） |
6 | 10 |
拓務省設置 朝鮮総督、台湾総督、関東庁、南洋庁ほか統括 1942年に大東亜省に編入 |
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世界恐慌の影響が日本に及ぶ 国内の失業者増大、農村不況深刻化 |
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| 繭価暴落長野県下繭価格 １貫目(3.75kg)につき 大14年：10.14円 昭4年： 6.49円 昭5年： 2.55円 | |||
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1931 （昭和6） |
9 |
18 |
満州事変勃発 関東軍柳条湖の鉄道線路爆破 奉天占領 15年戦争の出発点となる |
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南信国民大会飯田劇場にて、＊ 決議文「国論ヲ喚起シ満蒙国策大儀ヲ敷クベシ」中原謹司 |
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1932 （昭和7） |
1 |
長野県が 満州愛国信濃村建設趣意書 作成 | |
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3 |
1 | 満州国建国 首都「長春」を「新京」と改名 | |
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関東軍「移民方策案」「日本人移民案要綱」「屯田兵制民案要綱」作成 拓務省はそれを受け「満州移民案の大綱」等を閣議に提出、臨時議会通過 満州農業移民 正式募集開始 |
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5 |
2 |
国際連盟リットン調査団一行 新京到着 |
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8 |
1 |
満州愛国信濃村建設資金募集 県全体で10万円 一戸平均35銭 |
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8 |
6 |
第一次信濃教育会主催 満州移民地視察へ 座光寺小学校長 林重春氏参加 |
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10 |
3 |
第一次武装農業移民492人神戸港出発 東北、北陸、関東の在郷軍人を中心に永豊鎮へ入植 後に弥栄村となる |
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10 |
14 |
武装移民ジャムス到着 長野県関係者39名 |
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1933 （昭和8） |
1 |
青年代表満州視察2週間 翌年(1934.8) 同視察団派遣、翌々年（1935.10）同視察団派遣 |
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2 |
4 | 2.4事件（教員赤化事件）608名検挙（内教員108名、下伊那7名） | |
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2 |
11 |
弥栄村開拓団入植式（吉林省） 長野県など11県の在郷軍人会を主体とし493人 |
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3 |
27 |
日本国際連盟を脱退（国際連盟より、軍を満州より撤退させるよう勧告されて脱退） |
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7 |
5 |
第二次武装農業移民455人原宿駅出発千振村へ 以降第３次４次５次と続く（計2989人を送出） 東宮鉄男「新日本の少女よ大陸へ嫁げ」を作詞 |
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7 |
25 |
千振開拓団入植式（吉林省） 在郷軍人会が送出母体1943年時点で1870人 県内235人 |
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8 |
20 |
第二次信濃教育会主催 満州移民地視察へ 飯田中学校長 小山保雄氏参加（8/20-9/24） |
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1934 （昭和9） |
3 |
8 |
土竜山事件 |
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7 |
29 |
第三次信濃教育会主催 満州移民地視察へ 飯田中学校長 小山保雄氏参加（7/29-9/18） 少年武装移民全国で13名入植 内長野県3名 翌年19名 |
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| 9 | 第一次武装農業移民団「大陸の花嫁」 ハルピン到着 | ||
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1935 （昭和10） |
5 | 7 | 拓務省「満州農業移民根本方策に関する件」を決定 |
| 6 | 第二次武装農業移民団の「大陸の花嫁」 現地到着 | ||
| 信濃海外協会松尾支部設立 支部長吉川亮夫村長 | |||
| 12 | 11 | 移植民講習会開催 会場：信濃教育会館（12/11-13） | |
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1936 （昭和11） |
2 | 26 | 2.26事件 満州移民事業反対派の高橋是清氏暗殺 |
| 4 | 1 | 長野県更科農学校を長野県更級農業拓殖学校に改称 拓殖科を設置 | |
| 6 | 21 | 下伊那町村会長主催「満州信濃村建設ニ関スル郡市協議会」開催 会場：飯田商業学校 | |
| 7 | 2 |
満州移民宣伝映写会・座談会開催（7/2-5） 会場：市田小学校（7/2）、竜丘小学校（7/3）、大下条小学校（7/4）、会地小学校（7/5） |
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| 8 | 25 |
七大重要国策決定 満州開拓移民20年100万戸計画推進 満州移民が国策となる |
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| 10 | 4 |
第5次黒台信濃村入植式（東安省）送出母体：長野県 |
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| 11 | 12 |
昭和12年度満州農業移民ニ関スル郡単位協議会開催 上飯田町役場会議室にて 下伊那郡対象 |
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| 11 |
～翌年1月まで 松島親造（吉林省日本領事館朝鮮課長、市田出身）が「満州農業自由移民指導要綱（案）」発表 |
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1937 （昭和12） |
1 | 15 |
～2月 移植民講演会並映画会開催 |
| 2 | 16 | 三穂村経済改善委員会で「満州三穂分村計画」を樹立 | |
| 3 | 11 | 松島自由移民40名壮行会 出発 | |
| 3 | 16 |
下伊那町村会が送出母体となる３開拓団が入植式 吉林省江密峰松島開拓組合 組合長 坂牧加助（市田） 最終人数28戸 115人 |
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| 吉林省水曲柳開拓団 団長 今村 清（竜丘） 最終人数226戸 1092人 | |||
| 吉林省白山子松島開拓組合 組合長 岩間信好（下久堅） 最終人数32戸 95人 | |||
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4 |
1 |
下久堅村 満州国農業移民助成規定作成 10年に150戸を移植こと、1戸につき渡満奨励金として50円を交付すること |
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| 4 | 1 | 錦洲省高山子満鉄鉄道自警村入植式 送出母体長野県 終戦時29戸 119人 | |
| 4 | 下伊那郡西部四カ村1,100戸を目標に阿南郷協議会を結成 | ||
| 7 | 下伊那町村会下伊那郷建設 300名移民の具体化急ぐ | ||
| 7 | 7 | 廬溝橋事件 日中全面戦争に突入 農村の労働力不足が深刻化 | |
| 7 | 12 | 聯合村満州移民協議会 龍江村役場にて 参加村 下久堅村上久堅村龍江村千代村泰阜村 | |
| 7 | 28 |
県が満州開拓青少年移民募集義勇軍割当を行う 下伊那郡 1938年26人、 1939年260人 飯田市 1938年 5人、 1939年200人 |
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| 8 | 31 |
満州拓植公社 設立 |
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| 10 |
泰阜村満州視察団を派遣 |
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| 10 | 29 |
～11月1日 第６次本隊選考会 飯田市役所にて 満州国竜峡郷建設大綱 参加村 竜丘村川路村三穂村下條村富草村大下条村 |
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1938 （昭和13） |
2 |
満州国国家総動員法を公布 |
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| 3 | 13 |
昭和13年度第７次満州信濃村建設先遣隊選考 飯田市役所にて 募集範囲は上下伊那、応募者44名、内合格者41名 分村移民全国で始めて、満州大日向村建設を建設 満州天龍郷分郷計画 喬木村ほか ４村 満州国阿智郷分郷計画 清内路村ほか４村 |
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| 4 |
農林、拓務両省による「分村移民計画」が成立 満蒙開拓が海外移住民政策から農村経済攻勢対策の一環へ 満蒙開拓青少年義勇軍（隊）の本格的募集始まる 4月10日青少年義勇軍5000人渡満開始 拓務省「大陸の花嫁」募集、満州移民協会「大陸の花嫁」2400人を募集 拓務省が府県主催の女子拓殖講習会へ助成を開始 |
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