連絡会のメンバーで満蒙開拓平和記念館視察
1972年の中国との国交回復以降、飯田下伊那他方には中国から多くの方々が帰国し、1984年ころには本人、家族合わせて数百人にもおよび、今後もさらに増加することが予想されることから、飯田日中友好協会としていかに支援していくべきかの検討を重ねていました。特に飯田下伊那管内の市町村ごとに帰国者への支援の内容や対応が異なっており、取り組みの遅れている自治体には先進的な取り組みなどの情報提供をする必要があること、また、帰国者同士が助け合ったり、交流する必要性を感じていました。
そこで1986年9月7日、風越山麗公園において帰国者交流会を実施し、同時に「飯伊中国帰国者連絡会」を発足。
会では毎月一世帯千円の積み立てを行うことも決定。
1987年には、愛知県長島温泉への日帰り旅行を行い、マイスクロバス11台300名の帰国者の参加があった。
以後、93年には大宮温泉で交流会、94年には400名が参加して名古屋動物園への旅行、95年には飯田ライオンズクラブの招待で大宮温泉での交流会、96年には役員、家族80名の参加により名古屋水族館への旅行などを行ってきた。
しかし、この年までには帰国者本人と家族合わせて1500人規模となり、以後バスハイクの実施は困難となった。
飯伊帰国者連絡会は、初代牧内会長が死亡して以後、役員も高齢化がすすみ、帰国者の生活もほぼ安定してきたこともあり、会の活動はしばらく休止していた。
2016年、飯田日中の呼びかけにより、飯伊地区の帰国者の代表と飯田市、飯田保健福祉事務所の帰国者支援員などにより役員会を開催し、残留孤児の多田清司氏が新会長に就任し、新たに活動を再開することとなった。帰国者1世が高齢化し、体調を崩したり介護が必要になったりするなか、寂しさを訴える帰国者も多く、今後は交流の場を設ける活動を行うこととなった。
2017年 昼神温泉にて昼食交流会を行い、参加者からも非常に好評だった。
平成29年11月9日、昼神温泉において飯伊帰国者連絡会の交流会を開催。
参加者は、中国帰国者の皆さん21名と日中役員4名。
満蒙開拓平和記念館で開催されていた「泰阜展」見学後、昼神温泉に移動。
連絡会の多田会長は「こうした集まりができることはとても嬉しい。これからも元気で頑張りましょう」とあいさつし、宴会に入り、美味しい料理にお酒も加わり、積極的にマイクを握って自己紹介したり、カラオケで自慢ののどを披露。
久しぶりに顔を合わせた帰国者は、会話が弾み、笑顔あふれる楽しい一日になった。
交流会でのカラオケ
マスクの贈呈を受ける多田会長
2020.5.15
2020年5月 新型コロナウイルスの影響でマスクが大変不足していました。
そこへ、かねてより交流のあった中国黒竜江省哈爾濱市の中国養父母連絡会より飯田日中と満蒙開拓平和記念館にマスク300枚が届き、飯伊中国帰国者連絡会に贈呈を受けました。
飯田下伊那管内の中国帰国者1世の約100名に中国養父母連絡会からの手紙も同封して郵送しました。
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