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2020年活動方針

2020年度 第58回定期大会スローガン

○ 日中友好協会全国本部創立70周年祝賀!

○ 新型コロナ禍を乗り越え、日中共同声明と平和友好条約の精神を踏まえ、友好交流の再活性化に努め相互信頼と現代中国を知り知らせる活動に取り組もう。

○「満蒙開拓」の歴史を想起し、満蒙開拓平和記念館を通じて平和の尊さを後世に伝えよう。

○ 中国帰国者への理解と支援を深める活動と中国留学生、実習生、就労者への支援交流を促進しよう。

○ 青年、女性をはじめ、幅広く各層への入会を呼びかけ組織の充実をはかろう。

2020年度(第58期)活動方針

はじめに

本年は、日中国交正常化から48年、戦後75年に当たります。

日中関係は、両国首脳の相互訪問が継続され、好転して来ましたが、本年に入って新型コロナウイルスの感染が地球規模に拡大し、日中関係に留まらず、東京オリンピック・パラリンピックの一年延期をはじめ、多くの分野に甚大な悪影響を及ぼしております。

飯田日中友好協会は、全国唯一の「満蒙開拓平和記念館」を有する地区友好協会であります。

平和記念館は昨年10月、念願の「セミナー棟」が、関係各位のご支援を頂き完成しました。

「満蒙開拓の史実を通じて平和の尊さを内外に発信する拠点」として、更なるステップアップが期待されております。そんな中、本年に入り新型コロナウイルス感染拡大が大きく影響し、修学旅行のキャンセルをはじめ、平和教育・人権学習等の団体受け入れ等、厳しい環境の中にあります。

飯田日中友好協会として、満蒙開拓平和記念館の事業運営に協力するとともに、中国帰国者支援交流事業や、地域での友好事業の推進に引き続き努力して参ります。

事態の早期平穏化を願いつつ、会員各位のご理解ご協力をお願いします。

本年一年間の重点事業は以下の通りです。

1.満蒙開拓平和記念館の諸事業・運営に協力し、来館者の拡大に努力します。

(1)コロナ禍の事態平穏化を願い、記念館事業・行事に積極的に参加協力をします。

(2)記念館の実施する講演会をはじめ学習会等に参加協力します。

(3)「語り部事業」「鎮魂の夕べ」をはじめ、餃子づくり等の行事に参加協力します。

(4)ピース Labo の学習会をはじめ、ボランティア活動と学習活動に参加協力します。

2.県日中事業をはじめ中国東北地区との友好交流に努めて参ります。

(1)県日中女性委員会・青年委員会の活動に参加、協力をします。

(2)日中友好協会全国本部の創立70周年記念事業に参加協力をします。

(3)中国東北部等との友好交流に努めて参ります。

(4)中国留学生等のホームステイを含め交流活動に努力をします。

(5)その他、県日中キャンプ、スキー交流会等に参加協力をします。

3.中国帰国者支援交流活動を推進します。

戦後75年、中国帰国者等の「新たな支援策」がスタートして12年。中国帰国者は、一段と高齢化していて、中でも中国残留孤児・婦人の皆さんは老齢化しており、よりきめ細かな支援が求められています。

コロナウイルス感染予防の中で、長野県主催の「中国帰国者の理解を深める県民のつどい」や、飯田市主催の「帰国者交流会」、サロン教室など、昨年度後半行事は、中止となりました。

本年も、コロナウイルス感染が続く情況から、当面は、事態の沈静を期待しつつ、次の支援事業を進めて行くこととします。

 

(1)高齢者向けサロン教室は、阿智村を含め豊丘村「はつらつ」で毎月1回の開催を予定しています。

(2)2,3世向け日本語教室は、従来通り阿智村での開催を予定しています。(毎月2回)

(3)県で行っている「中国帰国者の理解を深める県民のつどい」について、開催可能となれば、積極的に参加することとしたい。

(4)その他、中国帰国者連絡会の独自事業として、

  1)帰国者共同墓地の管理清掃を年一回(秋彼岸)行います。

  2)中国帰国者本人のほか、2,3世に呼び掛けた帰国者交流会の実施を検討します。

4.各種友好団体との協力、交流事業、研修会に参加協力について

友好団体等との連携、協賛事業等については、コロナ感染予防の影響を受けやすい事業(イベント等、人寄せ事業)が多く、実施が厳しいものがありますが、可能な時期、場所などを考慮して対応していくこととします。

(1)青年委員会、女性委員会の活動について、状況を見極めつつ、青年委員会、女性委員会の事業実施に協力します。

(2)飯田国際交流推進協会への参加(行事参加)は、当面、本会および青年委員会の事業とし、事業の個別毎に協力・参加をしていくこととします。

(3)その他団体等との友好交流や学習会等の呼びかけには、事務局でその内容により対応していくこととします。

5.組織および広報活動等の充実

(1)学習活動や諸行事の広報を強め、これを通じて入会呼びかけを行います。

(2)日中事業への支援協力を呼びかけ、「法人会員」、「一般会員」の拡大に努めます。

   なお、満蒙開拓平和記念館「来館者拡大キャンペーン」と飯田日中友好協会「会員拡大キャンペーン」については、コロナ禍の終息宣言等の条件が整えば、検討実施したい。

(3)引き続き「飯田日中ニュース」の発行・充実に努めます。

(4)ホームページの充実に向け、会員からの記事・意見等の募集・掲載に務めます。